人類の限界を超越:ウルトラ世界王者フィル・ゴアが達成した「114周、764km」の超耐久走

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概要

米テネシー州ベルバックルで開催されたバックヤードウルトラ世界選手権で、オーストラリアのウルトラランナー、フィル・ゴアが優勝しました。ゴアは1周6.7kmのコースを1時間ごとに走る独特の形式で114周(約764km)を完走。競技はほぼ5日間に及び、最後の一人になるまで続く過酷なレースを制しました。レース後、ゴアは「素晴らしいイベントでした」と語り、まずはシャワーと睡眠を望むと冗談交じりに述べています。今回の勝利で「世界選手権の王者」となった一方、世界記録(119周)は2025年6月のデッド・カウ・ガリーで自ら樹立しており、今回は記録の更新ではありません。

バックヤードウルトラとは

バックヤードウルトラは、1時間おきに6.7kmをスタートし、制限時間内に周回を終えられなければ即失格となる「最後の一人」形式の耐久レースです。休憩は次のスタートまでのわずかな時間のみ。距離だけでなく睡眠剥奪と自己管理が勝敗を分ける、メンタル面の強さが問われる競技として知られています。

114周が意味するもの

114周=約764kmという数字は、単なる長距離の達成ではありません。周回ごとに補給、体温管理、仮眠のタイミングなどミクロな意思決定が積み重なり、数日間持続する高度な自己マネジメント能力を示しています。ゴアは周回ごとのリズムを崩さず、後半も大崩れしない安定感で「最後の一人」に到達しました。

王者の現在地と今後

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ゴアは今回の世界選手権優勝により地位を不動のものにしました。彼は既に世界記録(119周)保持者であり、「世界選手権タイトル」と「世界記録」の双方を握る存在です。本人は取材に対し、今後は新たな挑戦を探る可能性に言及。バックヤード形式の枠内外で、次なるターゲットが注目されます。

大会データ

  • 大会形式:6.7km/時、完走で次の周回へ。DNFになるまで継続
  • 開催地:米国テネシー州ベルバックル
  • 優勝者:フィル・ゴア(オーストラリア)
  • 周回数/距離:114周/約764km
  • 所要日数:ほぼ5日間

出典

ABC News: Phil Gore wins Backyard Ultra world championship
ABC News: Phil Gore sets Backyard Ultra world record (119 laps)

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