ジャック・ソーン新作『ザ・ハック』—電話ハッキングを暴いた記者たちへの賛歌

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Netflix作品『アドレセンス』で知られる脚本家ジャック・ソーンが、英国を揺るがせた電話ハッキング・スキャンダルを題材にした新作ドラマ『ザ・ハック』を手がけました。放送を前にソーンはBBCラジオ4に出演し、「これは自らの業界を告発した記者たちへの賛歌だ」と語りました。

腐敗に立ち向かった記者たち

ドラマでは、ガーディアン紙の調査報道記者ニック・デイヴィスを俳優デヴィッド・テナントが演じます。デイヴィスは、日曜タブロイド紙『ニュース・オブ・ザ・ワールド』で行われていた広範な電話ハッキングの実態を暴いた人物です。この報道は2011年に同紙を廃刊に追い込む大事件へと発展しました。

スキャンダルの背景

この事件では、独占記事を得る目的で多数の公人の電話が不正に傍受され、1,600人以上の著名人や公人が発行元ニューズ・グループ・ニューズペーパーズと和解しました。当時「記者の不正行為」程度に思っていたと語るソーンは、取材を進めるうちに「もっと複雑で深い話」であることに気づいたと振り返っています。

なぜ今、この物語を描くのか

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ソーンは、郵便局「ホライズンIT」スキャンダルがITVでドラマ化されると社会的影響が一気に広がったことを例に挙げ、今回の作品もドラマを通じて社会に光を当てることを狙っていると語ります。「ジャーナリズムは報道だけでなく、物語を通して社会に貢献できる」と彼は強調しました。

放送予定と今後の展望

『ザ・ハック』は9月24日(水)21:00 BSTにITV1およびITVXで放送開始予定です。報道の光と影を描くこの作品がどのような反響を呼ぶのか、注目が集まります。現時点では、さらなる公式の更新が待たれています。

出典

BBC News: Jack Thorne says new drama is a ‘hymn to the journalists who exposed their own industry’

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