悪夢に変わったハロウィーン:パース郊外のパーティーで400人が集結、警察官暴行で2名起訴

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オーストラリア・パース郊外のバイフォードで、楽しいはずのハロウィーンパーティーが収拾のつかない大混乱に発展し、最終的に警察官2人が暴行されるという事件が発生しました。このパーティーには、招待客だけでなく、ソーシャルメディアなどを通じて集まったとみられる約400人の泥酔した群衆が押し寄せ、現場は騒然となりました。

警察は、この騒動に関与したとして、16歳の少女を警察官暴行の容疑で起訴したほか、21歳の男性も公務執行妨害などの罪で起訴しています。この事件は、大規模なパーティーが持つ制御不能なリスクと、若者の飲酒文化、そして警察対応の難しさを浮き彫りにしました。

「泥酔した群衆400人」:混乱の現場状況

事件は金曜日の午後9時30分過ぎ、バイフォードのリントン・ストリート・ノースにある民家で発生しました。警察によると、当初は小規模な招待制イベントだったものの、SNSを通じて情報が拡散し、想定外の人数が集まった結果、最終的に約400人が現場に殺到しました。

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警察の声明では、「多くの参加者が泥酔しており、現場は極度の混乱状態だった」と報告されています。近隣住民からも騒音や破壊行為に関する通報が相次ぎ、警察が出動する事態となりました。これほどの群衆が形成された背景には、SNS上での情報共有の速さと拡散力が関係しているとみられ、現代のイベント運営が抱える新たなリスクが浮き彫りになりました。

警察官への暴行:公務執行中の被害

騒動の鎮静化を試みる中で、警察官2人が暴行を受ける事件が発生しました。警察によると、16歳の少女が警察官の顔を殴り、別の警察官の膝を蹴ったとされています。少女は警察官暴行容疑で起訴され、未成年者によるこのような攻撃は地域社会に大きな衝撃を与えました。

また、21歳の男性も、公務執行妨害、秩序を乱す行為、薬物所持の容疑で起訴されています。これらの起訴内容は、現場が単なるパーティー騒ぎにとどまらず、薬物使用や反社会的行為を含む危険な状況であったことを示しています。警察は当時の状況を「完全な混乱状態」と表現しており、複数の警察官が対応に追われたと述べました。

今後の捜査と社会的影響

事件の捜査は現在も続いており、警察は現場にいた他の関係者の特定を進めています。バイフォードのような住宅地で、これほど大規模な群衆が集まる事態は異例であり、地域社会では「今後同様の事態をどう防ぐか」が議論の焦点となっています。

今回の事件は、ハロウィーンという祝祭ムードの中で、若者の飲酒やSNSによる拡散がもたらす危険性を浮き彫りにしました。主催者、参加者、警察のいずれにとっても、公共の安全を守るための新たなルールや管理体制が求められています。楽しいイベントが悲劇に変わらないよう、地域全体での啓発活動が今後の課題となるでしょう。

出典: ABC News: 「Two arrested over police assault at Byford Halloween party」 (https://www.abc.net.au/news/2025-11-01/two-arrested-over-police-assault-at-byford-halloween-party/105961178)

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