【PR】 ※本ページには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。リンクから商品・サービスが購入・契約された場合、運営者に収益が還元されることがあります。
インド・タミル映画界の人気俳優から政治家に転身したヴィジャイ氏が、主催した集会で群衆が押し寄せ、約40人が圧死する悲劇が発生し、国内外で責任論争が起きています。タミル・ナードゥ州カルール地区で開催されたこのキャンペーンイベントには、数万人が集まっていました。
対立する主張:主催者か政府か
事故後、野党は警察力の不備を指摘し、政府当局を強く批判しました。「大規模集会には十分な警備を配置すべきだった」との主張です。一方、警察当局は、集会主催者側が来場者数を過小評価し、安全対策を怠った点に責任があると反論しています。
ヴィジャイ氏の人気と政治への転身
51歳のヴィジャイ氏は長年、タミル・ナードゥ州を拠点に映画界で圧倒的な人気を博しており、批評を超えて支持を集める興行力を持つスターです。昨年、自ら政党「タミラガ・ヴェトリ・カザガム(TVK)」を設立し、政治の舞台に乗り出しました。今回の悲劇は、彼の人気と影響力が極端な形で波及しうるリスクも浮き彫りにしています。
“スター政治”と安全管理リスク
【広告】
インドでは俳優やスポーツ選手の政治進出が伝統的に見られます。その一方で、人気者主導の集会には、予測困難な熱狂が伴いやすく、安全管理の盲点を突かれる危険性もあります。今回の事件はその側面をあらためて示した格好です。
今後の課題と見通し
現時点では、事故原因の最終判断は下されておらず、捜査が進行中です。警察・行政・主催者側はそれぞれ責任を主張し合っており、公正な調査と透明性が求められます。ヴィジャイ氏自身は現段階で公式コメントを発表しておらず、この事件が彼の政治生命にどのような影響を及ぼすか、今後の対応が注目されます。
出典
BBC News: Indian superstar at centre of debate after political rally leaves dozens dead


コメント